岡田 勉 (おかだ つとむ) ベーシスト

1948年12月23日生。愛媛県出身。

上智大学在学中に、ロックからジャズに転向し、同時期にギターからベースに持ち替える。大森明,板橋文夫と知り合うのも、東京・国立で過ごしていたこの時期である。大森明グループでキャリアをスタートさせた後、大友義雄グループ,向井滋春グループ,益田幹夫グループ,日野元彦グループ,日野皓正グループなどでセッションを重ねていく。

1975年の日野皓正アメリカ移住を期に、板橋文夫とともにニューヨークに渡り数ヶ月を過ごす。この時期に中村照夫,菊地雅章,増尾好秋,峰厚介,村上寛,岸田恵士といった素晴らしい仲間たち(日本を代表するジャズミュージシャンたち)に出会う(実はこの頃岡田は、毎年N.Y.で数ヶ月を過ごすといった生活をしていた)。

直後、渡辺貞夫グループに加わることとなる。さらに、山本剛グループ,峰厚介グループでの活動を開始し、益田幹夫グループの活動も再開する。この時期、山本剛,渡辺文男と組んだビッグバードにおいては、世界一のハーモニカ奏者とも称されるトゥーツ・シールマンスとの作品も残している。

1990年には増尾好秋とアコースティックデュオを組みアルバムをリリース、日本ツアーを成功させる。

1992年に参加した作品【EASE/リーダー本田竹曠】は「SwingJournal選定ゴールドディスク第4期63弾」に輝いている。このアルバムの4曲目「バード・イン・ザ・ヤード(BIRD IN THE YARD)」は岡田の曲である。

また、1994年,1997年とリー・コニッツの作品【リー・コニッツ meets ドン・フリードマン】【BODY and SOUL〜ウォーン・マーシュに捧ぐ】に参加など、海外アーティストとのセッションにおいても定評のある演奏を聴かせている。さらに2000年には山本剛とともに行った香港ツアーを成功させている。

国内では、1998年の綾戸智絵デビューアルバム【For All We Know】,二作目【YOUR SONGS】,2005年のjazz inn LOVELYレーベル第一弾【QuietStoRm】への参加などは記憶に新しいところであろう。

2002年には、ボーカリストとしても才能を発揮している女優・桃井かおりのステージに参加するようになる。さらには、俳優,ドラマーとして活躍の渡辺裕之のステージや、2006年の俳優イッセー尾形の舞台への参加など、精力的に活動の場を広げている。

その後も、峰厚介クィンテット(峰厚介,秋山一将,大口純一郎,古澤良治郎,岡田),QuietStoRm(秋山一将,石渡明廣,峰厚介,セシル・モンロー,岡田),2altoセッション(大森明,宮野裕司,岸田恵士,岡田),自らリーダーを務める岡田組(後藤浩二,太田均,くろだ・あつし,岡田),岡田勉カルテット(峰厚介,野力奏一,村上寛,岡田)、通称<ヒコのりベンBand>などで活動する一方、植松良高,吉岡秀晃,Q・いしかわ,やまもときょうこ,渡辺明日香,といったトップアーティストたちとのセッションを展開し続けており、そのメンバーは数え切れない。

2007年には、岡田勉カルテット<ヒコのりベンBand>(峰厚介,野力奏一,村上寛,岡田)によるライブアルバム「HAPPINESS」を発表。

アーティスト仲間からは「べんさん」の愛称で親しまれており、本サイトのドメイン(ben-okada.com)もこの愛称に由来したものである。

活動の場を拡大させつつも、ライブハウスに軸足をおいた姿勢をキープし続けている。